「AIに仕事を奪われる」と不安なあなたへ。AIでWebデザインをして感じた「限界」と「希望」

X(旧Twitter)やInstagramを開くと、毎日のように流れてくる「AIでサクっとつくったデザイン」や「一瞬でコーディングする動画」。

これからWebデザインを学ぼうとしている方や、勉強中の方の中には、それらを目にするたびに、なんとなく胸がざわついたり、将来が不安になったりしてしまう人もいると思います、私もそうです。

「こんなのが一瞬でできるなら、自分が今勉強していることは無駄なのかな……」

その気持ち、とてもよく分かります。

ただでさえ、SNSを見れば自分より遥かにセンスの良いデザイナーや、爆速でコードを書く人たちがたくさんいて自信をなくしそうなのに、その上、AIまで。「人間のライバルだけでも大変なのに、逃げ場ないやん」と、どうしようもない焦りを感じますよね。

でも、私自身、Webデザイナーの端くれとして、話題の生成AIツール(nanobananaなど)で実際にデザインしてみて、感じたことがあります。

それは、AIで『量産』はできても、そこに『価値』を吹き込めるのは人間だけということです。

なぜそう思うのか、 実際にAIを触ってみて分かった「AIのリアルな弱点」と、そこから見えた「私たち人間の役割」について、3つのポイントで書いてみます。


目次

「きれいな画像」と「使えるWebサイト」の間には、大きな壁がある

AIで生成したWebデザイン1
AIで生成したWebデザイン2
AIで生成したWebデザイン3

SNSで流れてくるAI生成のWebデザインは、見映えは確かにとても良いです。でも、私たちWebデザイナーの仕事は「ただ”画”を作ること」ではなく、「人が実際に使えるWebサイトを作ること」ですよね。

実際にAIで作ったデザインをWebサイトとして実装しようとすると、かなり多くの「壁」にぶつかります。

AIが出したままでは「素材」として使えない

例えば、AIが生成したカッコいいデザイン案。 いざコーディングしようとすると、「画質が足りなくて素材画像が粗い」「ボタンと背景が一体化していて切り出せない」といった問題が山積みです。

結局、Photoshopなどの画像編集ソフトを使って、人の手で丁寧に切り抜いたり、画質を整えたり、パーツを作り直したり……。

AIが描いたイメージを「現実のWebサイト」として着地させるには、これまで通りの地道な知識と技術が絶対に欠かせないです。

AIで「爆速量産」はできる。でも、それって「誰でも作れる」ということ

最近はコードを書いてくれるAIも優秀です。指示さえすれば、エラーの少ない綺麗なコードを一瞬で返してくれます。

確かに、これを使えば誰でも爆速でWebサイトを「量産」することは可能です。

でも、冷静に考えてみると、世界中の人が同じAIを使って量産を始めると、インターネット上は「どこかで見たような、似たり寄ったりの作品」で溢れかえってしまうのでは、とも思うのです。

「感性」を加えたとき、初めて「オリジナル」になる

AIは「真っ白なキャンバスから最初のたたき台を作る」のは得意ですが、「最終的な仕上げ」や「本物の素材準備」は、まだまだ人間の領域です。

「ここはもっと優しく、フワッと動かしたい」 「この余白は、切ない雰囲気を出したいから広めにしよう」「ここにはこんな素材をちりばめたい」

そういった自身の「感性」や「センス」、つまり人の手が入ることで初めて、それは量産されたコピーではなく、「オリジナルの作品」に変わります。AI時代だからこそ、最後の最後にモノを言うのは、人の感性です。

専門用語を知らないと、AIはずっと「期待外れ」のまま

そして、実際にツールを使っていて一番思ったのが、 AIは「察して」はくれません。こちらが「正しい言葉」で指示をしない限り、いつまで経っても期待通りのものは出てこないです。(私もよくAIとケンカします…笑)

勉強した知識が「AIへの的確な命令」になる

例えば、背景のデザインを指示するとき。 「背景をカッコよくして」と漠然とした要望を打っても、AIは困惑したり、無難なアウトプットになります。

「ここはシームレスなパターンで」 「ここは流体的なデザインで」「ビジュアルヒエラルキーを設計して」

要所要所のニュアンスを、詳細に指示できるかどうかで、AIのアウトプットの質は全く違ってきます。

「Webデザインの勉強」って、単に作る技術を学ぶだけでなく、AIという優秀な助手に的確な指示を出すための命令を学ぶことにもなると思います。


まとめ:AIは「知識」がある人の言うことしか聞かない。

人間のライバルに加えて、AIまで現れたら、不安になるのは当然です。でも、AIはあくまで「アイデア」や「土台」を作るための道具にすぎないと改めて感じました。

  1. 実装力: AIの絵を、動くWebサイトという形に落とし込む技術。
  2. 独自性: 量産型のAIデザインに、感性を足して「オリジナル」にする力。
  3. 言語化力: 専門用語を使って、AIの能力を最大限に引き出す知識。

これらは、AIが進化すればするほど、必要になってくるスキルになると思います。 だから、今あなたが不安を感じながらも続けている勉強は、決して無駄になりません。むしろ、AIには作れない「あなただけの表現」を生み出すために欠かせないものです。

ちなみに、私は去年、デイトラでWebデザインのリスキリングを行いました。 基礎はもちろん、「手を動かすスキルやセンス」をしっかりと身につけることができたのは、心強かったです。

もし、効率よくスキルアップしたいなら、買い切り型でお財布にもやさしいデイトラをお勧めします。

業界最安級のWebスキル特化型オンラインスクール デイトラ

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このサイトの運営者

Webデザイナー、名刺デザイナー、似顔絵イラストレーター。

名刺制作が好評を博したことを機に、似顔絵名刺デザイナーとしても活動を開始。現在はWeb制作に本格参入し、新たな知識と技術を取り入れています。

「伝わるデザイン」をモットーに、お客様の熱意や想いに深く寄り添う共感力と、イラスト・デザインで培った豊かな表現力をもって、一つひとつの作品を誠実に制作することをポリシーとしています。

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